消費税増税と医療費について
来る2019年10月に消費税が10%になると方針がでました。現在予定通りの予想を呈していますが、私たち庶民にとっては支出が多くなるだけで気持ちいいものではありません( ;∀;) 消費税は他の税金に比べ、その金額が流動的ではなく固定的に税収入が見込めるのが政府のメリットのようです。やや、困ったもんだ。
消費税と医療費の関係
さて、せっかくの医療関連のブログですので、病院から見る消費税の見解について記事にしたいと思います。実は医療費というのは…【消費税非課税】なのです!やったー!じゃあ、病院の費用は増税とは関係ないぞ(^^)v と思いたいところですが、そうは問屋が卸しません。病院からすると「電気代」「医療機器代」「消耗品」すべてにおいて増税します。なのに、医療費は変わらず。ただただ支出が増えるだけの【損税】なのです。これは病院経営上も非常に危機的な状況と言えるでしょう。そりゃ全国の病院は黙っていませんよね(+_+)診療報酬(医療費の単価)は2年に1度の改訂があり、そこで診療費用が決定しますが、次回は2020年改訂の予定を今回は早々に2019年10月より診療費が上がることが決定したようです。
初診・再診料の値上がり
2019年10月の消費税増税に伴い、2019年2月6日に厚生労働省と中央社会保険医療協議会により「初再診料の値上げ」が決定しました。診療費で値上がりするのは、初再診料だけになっています。入院や手術・処置や検査については今まで通りの値段据え置きです。逆に値上げって、これだけ?。病院経営は大丈夫かなと思ったりします( ゚Д゚) 病院さん潰れないでね。
具体的には【初診料60円UP】【再診料10円UP】となります。 患者さん3割負担の場合は、【初診料18円UP】【再診料3円UP】となる。もちろん、その他の診療費は据え置きです。んー2020年診療報酬改訂の時にドッと診療費が上がりそうな…。
簡単にまとめましたが、診療費は今回の増税であまり気にすることない程度の値上がりがあるようです。医療従事者としてはかなり打撃的な出来事ですが、院内節約で乗り切りたいと思います(T_T) みなさん、再診料がいつもと変わりますが、怒らないでくださいねー('◇')ゞ
今回お話に挙がりました、【診療報酬】や【医療費の税金】については改めて記事にしたいと思っています。よろしくお願いします( ..)φメモメモ
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